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12.サルサの歴史〜大衆化と商品化

70年代前半絶頂のニューヨーク・サルサですが
70年代半ばくらいから徐々に
その立役者FANIAが勢いを無くします

それに取って代わったのが
FANIA ALL STARSのイヴェンターだった
ラルフ・メルカード率いるRMMレーベルです
FANIA倒産後のアーティストを吸収し
サルサ・マーケットを独占する一大勢力となります
ラルフという人は
FANIAを創立した音楽家のジョニー・パチェーコや
音楽好きの弁護士ジェリー・マスーチなんかと違い
イヴェンター上がりだったんですごい商売人だったんですね
RMMは大成功をおさめます

さらにRMMは80年代後半から
新戦略の「サルサの商品化」で成功します
作曲家、アレンジャー、歌手、演奏家を切り離し分業化させ
ヒットする商品として企画していきます
HOUSEの歌手からスカウトしたINDIAやMARC ANTHONY,
JERRY RIVERA,TITO NIEVES,RAY SEPURVEDAをはじめ
コロンビアのニーチェから
日本のオルケスタ・デ・ラ・ルスまで
人気歌手からアイドル歌手、ローカル・バンドまで
様々なサルサを企画商品化してヒットさせました
要は歌謡曲化、ポップス化させたわけです
http://www.youtube.com/watch?v=nTKHhpwP6Qk&mode=related&search=
(マーク・アンソニーとインディアのデュエットの大ヒット曲)http://www.youtube.com/watch?v=XA9jcSDc9UM&mode=related&search=
(アイドルのジェリー・リヴェラです。キャー!!)

さらに輸出先として
マンボの流行からFANIAまで
ニューヨーク発でヨーロッパ、日本という流れだったのを
ニューヨーク発の中南米全域にまで広げます

南米のラティーノがあんまり
ニューヨーク・サルサを知らないのは
この頃から遅れてサルサがやっと伝わったからです
彼らにとっては、サルサとはインディアであり、
マーク・アンソニーであり、コロンビアのニーチェなんです
http://www.youtube.com/watch?v=NL12QCJ-fK8
(グルーポ・ニーチェです。好きな人も多いと思いますが、
このダサさはちょっとねえ・・・私はパス)

商業的には大成功を収めた80年代90年代のサルサですが
ある意味、大衆化して裾野を広げ、ビッグ・マネーを得た反面、
音楽性、芸術性といった面をなくしていきます

70年頃活躍したアーティストも
ウィリー・コロンやルーベン・ブラデスなんかは
まだがんばっていますが
レイ・バレットやエディー・パルミエリなど多くは
ジャズの世界に行ってしまいます

とかなんとか偉そうに言ってますが
私こういうのも大好きです