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5.サルサの歴史〜プエルト・リコの音楽

キューバの隣、プエルト・リコの音楽の発達も
同じような経過をたどります

アフリカから来た黒人たちは
スペイン音楽とアフリカのリズムのミックスをもとに
ボンバやプレーナという音楽をつくりだします
http://www.youtube.com/watch?v=w8JI1MW00-U
しかし
世界に注目される華やかなキューバの音楽とは
対照的にいつも地味な存在でした
イスマエル・リベラやコルティーホという
素晴らしい音楽家を生みますが
プエルト・リコ人のみのスターにとどまります
http://www.youtube.com/watch?v=oYL7G5CaBGQ

プエルト・リコのこれらの音楽の特徴は
素朴で田舎くさいながら、力強いリズムです

もうひとつの特徴はヒバロです
本来豊かな支配階層であるはずの
移住スペイン人たちですが
プエルト・リコでは
彼らが山間部に移住し貧しい農民となりました
彼らのことをヒバロといいます
ヒバロも独特の音楽を生み出します

ボンバ、プレーナ、ヒバロ
のちのサルサの歌詞によくでてくる言葉です
あとボリクア
プエルトリコ人は自分たちのことを
アイデンティティをこめてそう呼びます
覚えといてください

米西戦争によって
アメリカに統合された後
大量のプエルトリコ人が貧しい島から
ニューヨークに移住します
しかし彼らの貧しさは変わりませんでした
彼らのことをニューヨリカンといいます

ニューヨリカンは音楽の世界でも
当時のニューヨークでキューバ音楽の大ブームで
キューバ人ミュージシャン不足を補う存在でした
ティト・プエンテやティト・ロドリゲスという
スターを生みますが
あくまで脚光を浴びる流行のキューバ音楽マンボを演奏する
プエルト・リコ人楽団という存在でした

よくマンボはニューヨークだ!という人がいますが
あくまでマンボというのはキューバ音楽です

ラテン音楽の世界に
プエルトリカンやニューヨリカンが主役として
登場するのは
1959年キューバ革命以降のことです

つづく